シバ会長:
この度、「COVID-19以後における教育学習管理システムの変化と新しいテクノロジー~ビジ
ョン・ネパール」という題目のもと、オムカーテレビに招待されてインタビューを受けました。
オムカーテレビ:
私たちは今、COVID-19の世界的パンデミックにより、たくさんの問題に対面しております。
シバ・ネウパネ・チャンドラ氏は、ズームや他のオンライン教育に並ぶ、e-Studio という韓国発
の教育システムを提案をされています。ネパールや他のアジア諸国に紹介していらっしゃるこ
のテクノロジーとはどのようなものか詳しく教えていただけますか?

シバ会長:
ナマステ!私たちは今世界的な COVID-19 パンデミックにより、たくさんの困難にぶつかってお
ります。私たち人類は IT を発展させ、政治力、経済力を蓄え、より健康的に生活できるように
様々な発展を遂げてきましたが、今とても難しい時期を迎えました。この新型コロナ・ウィルス
ゆえに、現時点でも世界で 900 万人もの方たちが生命を捧げられました。
オムカーテレビ:
ネウパネ氏、韓国の金会長による技術革新である eStudio について、是非もっと説明してくださ
い。どのようなシステムなのか、そして他の類似した技術とはどのような違いがあるのでしょう
か?

シバ会長:
この技術は、先生と生徒たちがお互いの顔を見ながら、オンラインで授業ができるオンライン授
業のシステムで、連結も録画も複雑な操作なくできるものです。この eStudio は先生と生徒たち
がお互いをとても近くに感じることができますし、録画もずっと残りますので、生徒たちもそれ
ぞれのモバイルデバイスで繋いで見ることができます。私たちは今、このテクノロジーの利用方
法を習得している段階にいますが、いずれ、国レベルで使用できるように、政府分野、民間分野、
そして NGO 分野にも広げていきたいと考えています。この技術が利用できるようになるまでは、
まだ時間が必要ですし、このソフトを修得する研修も必要になってきます。ですが、私はこのデ
ジタル時代に到来した新しい核心技術だと確信しています。

オムカーテレビ:
韓国と日本から来るこの技術について、もう少し詳しく教えてください。私たちはこの技術を
どのようにしたら獲得することができるのでしょうか?

シバ会長:
韓国や日本と比べ、ネパールの過去 30 年から 40 年の間の教育システムは、乏しいまま発展す
ることができませんでした。日本は特に、長崎と広島の原爆投下があった第二次世界大戦以降、
長い発展の歴史を辿ってきました。日本の人々が一丸となって困難な時期を乗り越えました。こ
のことを通して、日本の飛躍的発展をより一層推進することになりました。
韓国は、デジタル時代の到来により、今は新しいテクノロジーが高度発展した国に成長しました。
ビジョン・ネパールは、この技術を政府、そして民間にも紹介し、今ネパールの 400 万人の子供
たちが ZOOM を使ってオンラインで教育を受けざるを得ない難しい状況にいますので、この現
状を解決していくソリューションとして提案したいと思います。ネパール国内において、教育、
観光そしてビジネスに関する共通のビジョンを皆が共有することによって、現在の様々な問題
を解決する糸口になるのではないかと考えています。

オムカーテレビ:
ビジョン・ネパールは NGO として、人々のために貢献できるものとしてどのような計画を立て
ていますか?
私たちは 2010 年から、和合と発展のために、非営利の非政府組織としてプロジェクトを展開し
てまいりました。日本の宮崎県と共に手を組んで、農業、畜産、漁業などを学べるように、ネパ
ールをまず手始めに国際教育の形をとったツアーを行っています。
日本の JICA (国際協力機構)と、ネパール中の村にいらっしゃる JICA のパートナーの皆さん
方とは、これからも協力していきたいと考えています。
また、ネパールは隣接する中国とインドとの融和関係を築くために、どのような政治的な体制を
取っていくのかということを重要視しないといけない状況にあります。

オムカーテレビ:
たくさんの人たちをネパールに連れてこられた経緯の中に観光ビジネスを運営していらっしゃ
ることがあると思いますが、それについて少し聞かせてください。次に計画していることはなん
ですか?

シバ会長:
我々の観光庁は、ネパールにとって 2020 年は観光の年であると発表しました。ですが、このパ
ンデミックにより、世界規模の観光を誘致することはできません。ですので、観光を新しい切り
口で考えないといけません。そこで、私たちは、観光事業には VR シミュレーターなどの技術を
駆使したものを近い将来導入したいと考えています。

オムカーテレビ:
たくさんの人たちが今回、職を失うことになりましたが、そのような状況に対処するビジョンに
対してお話しください。
シバ会長:
科学技術の分野においていえば、私たちは今全く違う時代に入ったと言えると思います。 ネパ
ールには四季がありますので、農業の分野でも新しい技術を開発していくべきだと思います。果
物や肉類などの様々ば食物をもっと生産できたら、ネパール国内の工業発展と共に生き抜いて
いけると思います。この理由としては、ネパールは両隣に中国とインドという大国を迎えている
からです。
現在、500 万人ものネパール人が 84 か国以上の国々で生活をしています。彼らは資金だけでは
なく、技術も携えてネパールに戻り、農業改革を必要としている我が国に、彼らが身に付けた技
術を普及させる必要があると考えています。今、私たちはお互いに頼り合いながら繁栄できるチ
ャンスの時が訪れていると思います。

オムカーテレビ:
若者の自殺率についてはどう思われますか?このような状況を助ける計画などはありますか?
シバ会長:
はい!私たちにはカウンセリングのプログラムもありまして、人生の目的、そして普遍的な原理
原則について教えています。若い世代の皆さんに希望を与えて、世界が一つの我が家のような、
一つの家族になれる世界になる、未来への大きな夢を持てるようにしてあげたいです。

オムカーテレビ:
我が国で起こっている、政治の腐敗した状況をどのように変えていけると思いますか?

シバ会長:
選挙を通してより良い指導者たちを選んでいくことや、法律や社会秩序を守っていくことは、私
たち自身の社会的責任です。未来の次世代のために、私たちが孝道を示していくことは人間とし
ての責任であると思います。今までの共産主義、そして民主主義の失敗をみますと、これからは
良い教育と真の主義思想が必要になってきます。
神様が私たちに対して抱かれているみ旨は決して滅びないと信じる私たちにとって、今のこの
真理の時代において、今や世界的に新しいシステムに変えていく機会であると思います。神様の
原理と被造物と共に生きていく人間の責任を私たちは果たしていかなければなりません。今私
たちは、自分自身を振り返り、免疫力を高めることによって、自然世界に近づくことができるよ
う心を回復させ、人間の責任でもってあらゆる問題を解決していかなければなりません。

オムカーテレビ:
最後に私からお伝えしたいことは、これからもあなたのビジョンを通してネパールに希望を与
えるようにされ、ネパールの国外にいるネパール人の皆さんがこの国の発展のために技術を持
ち帰り、これからの世界的変革を推し進める力となってくれることを切に願ってやみません。